リンパ節とは?

リンパ節とは、全身からリンパ液を回収して静脈に戻すリンパ管の途中に位置し体の中に入った異物(細菌やウイルスなど)をリンパ球などの免疫反応によって食い止めるフィルターのような役割をしているものです。

つまり、からだの中にたくさんの異物や老廃物が入ると、体中にめぐってしまうのを阻止するためにリンパ節で食い止めなければならず、その結果、リンパ節が腫れたり、硬くなったりするのですね。

ちなみに、本来リンパ節は米粒大の大きさで、体の表面からはほとんど触ることはできないはずです。

例えば、おたふくかぜ(ムンプスウイルス感染症)では耳下腺や額下腺のリンパ節でウイルスと免疫が戦うことで、リンパ節が腫れて炎症を起こしてしまい、そしてその周りに炎症が波及することで周りも腫れてしまうことでお顔周りも腫れてしまうのです。

他にも乳がんのセルフチェックでは腋の下のリンパ節が腫れていないかチェックします。もし、乳がんになっていたとしたら、がん細胞が体中を周らないようにするため、リンパ節でせき止めようとする働きが起こり、リンパ節が腫れてしまいます。したがって腋の下のリンパ節をチェックし、少しでも早く乳がんの早期発見ができるよう観察しているのです。

このように、リンパ節はからだの免疫機能の重要な役割を担っています。リンパの流れをよくすることは免疫の機能もよくすることにつながると考えられます。

リンパ節が集まる場所というのが身体中のいくつかの場所にあるので、時々ご自分でセルフチェックしてみるのも良いかもしれません。

もし少しコリコリしている部分があれば軽くマッサージをしてみてください。つまりがとれ、リンパが流れやすくなってくれます。

ただし、大きいリンパ節やいびつな形のリンパ節、触れなくなったり小さくなったりしない徐々に大きくなっているようなリンパ節を発見したは、何かの病気のサインかもしれません。病院へ受診するようにしましょう。

日ごろからご自身の身体、状態を把握しておくと、少しの変化にも気が付くことができて、病気の早期発見、早期治療につながります。

どういうことを気にしたらいいかわからない、というときはお気軽にお問合せください。

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